先日、リフレクソロジーに関するおすすめの本をご紹介したところですが、
リフレクソロジー以外で、今まさに私が愛読している本といったらこちらです。
ギタリスト土門秀明氏による、ロンドンの地下鉄構内演奏の日々を綴った魂の一冊の完全版。
今からちょうど10年前の2008年、私は日本での生活に対して、そして、自分がいるマッサージ業界に対して様々な疑問と反抗心を抱き、補完代替医療先進国であるイギリスへの留学を決めました。
留学に際し、イギリス留学のエージェント井ノ口氏にすすめられたのが、2006年に発売された土門氏の「地下鉄のギタリスト」でした。
バブルガム・ブラザーズのギタリストとしてのキャリアを経て、憧れの地イギリスに渡り、現地での演奏日記を綴ったこの本は非常に読み応えがありました。
国を越えた様々な人間達との人間ドラマ、
滞在中に遭遇したテロの事、
スリル感溢れるロンドンでの生活の事などなどなど、時としてユーモアのある独特の語り口で展開されている一冊です。
読み進めていくうちに、完全に私は土門氏のファンになりました。
渡英後、SNSを通じて土門氏と交流ができ、実際にお会いする事もできました。
「地下鉄のギタリスト」の発売から12年の時を経て、未発表文、そしてロンドン地下鉄構内での演奏を収録したCDを加えた完全版が発売される事になったわけですが、
これがまた、一度読んだとは思えない位の新鮮さ。
再び土門ワールドに引き込まれているところです。