ここ最近、今の梅雨の時期に絡めたネタをお届けしていますが、
まとめると、
梅雨の時期って何事にもやる気が起きない、倦怠感が募りやすい時期なんですよね。
具体的な体の症状でいうと、手足がだるかったり、胃がもたれたり、症状が重い方だと血便が出たりだとかします。
なぜ、こういった事が起こるのか。
またまた東洋医学に沿ってお話していきたいと思います。
これまでの記事よりも、東洋医学色が強めだと思います。
脾は膵臓にあてはまるだとか、そういった概念すら今回の記事では取り入れていません。
世の中の万物を木火土金水の五つに分類した五行説。
この中で梅雨に弱いのは土です。
土に属する臓は脾です。
脾の機能としましては
気、血、津液の生成、運搬です。
これだけ読むと、ちょっと難しく感じてしまいますよね。
世の中の言葉の中には、気という言葉が使われたものが沢山あります。
気の元と書いて元気
気が病むと書いて病気
気=生命活動のエネルギー源になるものとも表現されますが、
ここでは、簡単に「気力」
それから、精神面のことも表しますので「気持ち」という風にまとめました。
その次、血はそのまま血液。
津液は体液を表します。
具体的には、分かりやすいものでいうと、唾液であったり胃液であったり体の中を流れている水分ですね。
これらを生成、運搬をする仕事をしているのが脾です。
この脾の機能が落ちた状態の1つとして、脾気虚というのがあります。
気、血、津液の生成、運搬が滞った状態ですね。
この滞った状態が手や足に及ぶと、むくみやだるさ。
胃に及ぶと、食欲不振。
大腸に及ぶと下痢。
そういった具体的な症状が出てきます。
これが更に症状が悪化すると、脾陽虚といって冷え。全身の冷えですね。
それから皮膚が黄色くなったり蒼白になったりだとか、そういった症状が出たりもします。
このような症状が現れた時の対処法としましては、
・水分の摂り過ぎを控える。
・無理に食事をとろうとせず、空腹を感じてから食事を摂るようにする。
・温める。体を冷やす食べ物は控えるようにしてください。
そしてリフレクソロジー施術においては、
手足のむくみ、だるさが出ている時には、腎臓、輸尿管、膀胱反射区への刺激。
食欲不振の時には、胃、膵臓、十二指腸反射区への刺激。
下痢の時には、大腸反射区への刺激。
そして、冷えにはソーラープレクサスへの刺激をお勧めします。