前回は、リフレクソロジーの歴史をお話してきましたが、今回はリフレクソロジーの概要をお話していきたいと思います。
アメリカのウィリアム医師の「ゾーンセラピー」に感銘を受けたインガム女史。
この方は後に「リフレクソロジーの母」と呼ばれることになるキーパーソンです。インガム女史は、彼女独自にゾーンセラピーの研究を重ね、オリジナルの学説を生み出しました。
それはどんな学説だったのか。
このブログを最初の方から読んで下さっている方なら、もうよくご存知かもしれない内容がその学説です。
こちらをご覧ください。

こちらは両足を足裏側から見た絵です。
私が書いた絵でして、見ずらかったら申し訳ありません。
両足には人間の全身の臓器や器官が反映されています。
具体的には、足の親指が頭の反射区、
親指の付け根が首の反射区、
足指の下の部分は肩の反射区、
その下に肺の反射区、
土ふまずのあたりには胃や腸などの消化器官の反射区。
といった具合に、足全体は上から下まで順番に全身がそのまま反映されていると唱える学説です。
これをもっと細かくまとめたのがこちら。
フットチャートと呼ばれるものですね。フットチャートに示されているのは反射区と呼ばれるもので、ツボとは異なります。
よく足つぼ、足つぼと言われますが、実はこれは間違った言葉で、
ツボとこの反射区というのは全くの別物なんです。
世間一般的に足つぼの店だとか、足裏マッサージの店だとかいわれているところの施術もそのほとんどがこの反射区の理論に基づいて行われています。
日本ではツボという言葉が反射区という言葉よりも浸透していますから、リフレクソロジーをわかりやすく伝える為の便利な呼び名として、足ツボという言葉を使うケースが多いというわけです。
ちなみに点であるツボというのは全身に360個ほどあるといわれています。
それに対し、面である反射区というのは細かい物を入れても60個程度。
主要な反射区でいうと40個程度です。
その数にしても、全身をほとんどそのまま足に投影した形の場所にしても、全く知識がない状態からでも覚えていきやすいのがリフレクソロジーの利点ですね。
こういった側面から世界中に広まっているのではないでしょうか。
ちなみにこんな感じに足の内側の湾曲は、その人の背骨の湾曲とも重ねられるといわれています。
この辺も非常に興味深いところですね。
次回は、リフレクソロジーって本当に効果があるのか。
皆さん非常に気になるところだと思います。
これに関して、臨床実験のデータなども取り上げながらお届けしていく予定です。
次回は、リフレクソロジーって本当に効果があるのか。
皆さん非常に気になるところだと思います。
これに関して、臨床実験のデータなども取り上げながらお届けしていく予定です。