うちのスクールは、介護業界で働いている生徒さんが多いのも特徴です。
介護福祉士、ホームヘルパーの他、介護施設で美容師のお仕事をされている方もいらっしゃいます。
卒業生のお一人、森さんはご両親がいる老人ホームにて、職員さんから是非にとお願いされたのをきっかけに定期施術を行っているそうです。
もう今年で5年目のようですね。
さて、
リフレクソロジーにおいて最もと言っていいい程、重要視されている反射区があります。
それはどこでしょう?
正解は、
腎臓反射区です。
尿を作り、体内の老廃物や毒素を排出する為に欠かせない腎臓。
排出すべきものをうまく排出できなかったり、必要なものを排出してしまったりすると、それがあらゆる不調や病気につながってしまいます。
その意味でも非常に重要視されていて、リフレクソロジーではまずこの反射区から順番に刺激していくのが一般的です。
この腎臓というのは、老化の影響を非常に重受けやすい臓器といわれています。
尿を作る力は加齢によって全体的に落ちていきます。
尿を濃縮する力が落ち、薄い尿が沢山作られるようになる一方で、膀胱は小さくなっていくので尿をあまりためておけなくなります。
それによって排尿回数が増え、夜トイレに立つ事が増えるのです。
膀胱の緊張が低下することで残尿も起こります。
男性は前立腺肥大で排尿困難も起こりやすくなり、女性は外尿道括約筋の力が低下しやすく、尿漏れもしやすくなります。
これらの事は運動や食事療法などである程度の改善は見込めますが、医学的に考えるとやはり改善度の限界があるといわざるを得ないのではないでしょうか。
しかし、限界があるとはいえ、少しでも苦労を減らしたい。
楽しく人生を過ごしたいと誰しもが願うところだと思います。
そこでリフレクソロジーを役立てて頂きたいのです。
ヨーロッパ諸国をはじめ海外ではリフレクソロジーを含む補完代替医療は保険適用される場合もあるほど高い地位を得ています。
リフレクソロジー に関する様々な臨床実験も行われています。
例えば、腎臓反射区への刺激効果に関する実験結果はこちらの記事でもご紹介させていただいています。
日本ではまだまだリフレクソロジーの立ち位置は低いですが、反射区療法を通して老化による衰えを少しでも改善させるという習慣が定着していって欲しいものです。
それを実現させる事が私の大きなモチベーションのひとつにもなっています。