心臓の反射区というのがこちらにあります。
私が施術したお客様でも、スクールの生徒様や卒業生が施術したお客様でも、この心臓反射区を押すとコリコリしているという例が割とよく見受けられます。
こういった方へは、施述をしながらでも、出来るだけ相手から普段の生活に関するお話を聞くようにしましょう。
と、以前にも記事に書きました。
具体的には、
・食事のバランスが悪い
・塩分、糖分、脂肪分を取り過ぎている
・運動不足
・タバコを吸っている
・血縁者に心疾患の患者がいる
などの項目にいくつか当てはまっていて、尚且つ心臓反射区にも反応が出ているのであれば普段の生活を本気で見つめ直し改善した方が良いかもしれません。
という内容でした。
これに加え、今回は東洋医学の観点からの心臓反射区の見方をご紹介しておこうと思います。
普段の生活で心臓に負担のかかるようなことはしていない。
血縁者に心疾患の患者がいない。
それだけで心疾患の可能性はないと断定できませんが、
一方でこんな捉え方もあります。
東洋医学では、心臓を含む循環器系全体を「心」として捉えます。
血液の流れもこれに含まれることから、心臓反射区のコリコリを単純に、血流が悪いと疑う事もできるわけです。
また、「心」という言葉の通り、東洋医学では精神状態も表す部分ですので、精神的な悩み、疲れがここに表れているという見方もできます。
「心」のカテゴリーには心臓の他に小腸も含まれます。
現代医学の研究によって、幸せホルモンとも称されるセロトニンの80%が腸内で作られているということが発見されたわけですが、東洋医学ではその関連を今から1000年以上も昔に既に見極めていたのでしょうか。
西洋医学面でも、東洋医学面でも、心臓反射区というのはその人の状態を見るのに興味深く、重要な反射区といえるのではないでしょうか。