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リフレクソロジー開業前に雇われ修行経験は必要か

転職、または新たな収入源を作る為、リフレクソロジーで開業を目指す方へ


開業をする前にサロンなどでの雇われ経験を積んだ方が良いのか…

結論から述べますと、雇われ経験は必ずしもなくても構わないと私は思っています。

 

但し、

 

雇われ経験に代わるものを得ておく必要はあります。

整体院とリフレクソロジースクールを10年経営させていただいている自分自身の経験を踏まえお話させていただきます。

 

💪リフレクソロジー開業前に雇われ修行経験は必要か

 

私の場合は整体学校を卒業の後、週5で整骨院で雇われ、同時期に週1で別の治療家のアシスタントとして雇われ、その後に海外留学を経て開業という流れがありました。20代後半から30代前半にかけての出来事です。

その位の年齢でしたらこの業界で雇われるという事にも抵抗はないかと思いますが、もっと年配になってからこの道に入った、もしくは入ろうとしている人の場合はどうでしょう?

40~50歳を越えてから自分よりも一回りも二回りも年下のスタッフにあれこれ命令される。そんな状況に耐えられるか…
耐えられないと考える人の方が普通ではないでしょうか。

 

私が整骨院に就職後に、卒業した整体スクールに顔を出した時の事です。
恐らく30~40代と思われる男性の生徒さんが私にこう聞いてきました。

男性「やっぱ開業するとしたらどこかで雇われてからの方がいいものかな?」

私「…そ、そうですね。」

初対面のこの男性からのそんな口調での質問に面食らってしまった私でしたが、
この人、この感じで果たして雇われるのに耐えられるのか…

「雇われなくても大丈夫ですよ。」という返答を期待している事が容易にわかる、あの時のあの男性の表情が未だに頭に残っています。

他の様々な業界と比べても、はっきり言って療術業界、リラクゼーション業界で雇われるのはなかなかハードな事だと思います。

私が就職した整骨院は思い切り体育会系のノリでしたし、並行して働いていたアシスタント先の治療家先生はキレたら手に負えないタイプでした。

スタッフが10名近くいた整骨院の方では、入り口のカウンターに数名が立つようになっていたのですが、そこにいないスタッフの悪口、陰口が順番に囁かれているような状況でした。
自分がそこにいない時には自分の悪口もきっと他のスタッフの間で囁かれているのではないかと…常に嫌な気持ちで仕事をしていました。

全てのサロンがこんな感じではないと思いますが、自分自身、それから他のサロンで勤務していた知人の話なども踏まえると、開業前に雇われ経験を積むのは決して簡単な事ではないでしょう。

しかし、厳しい経験を乗り越えた分、私の場合、とても大きなアドバンテージをもって開業に望めたと思います。

👀雇われ経験で得られたアドバンテージとは?


雇われた経験から私が得た事。


基本的なところでは、まずは接客に関してでした。

「別業界だけど私、接客業の経験あるから大丈夫!」

そんな風に考えている方もいると思いますが、療術、リラクゼーション業界の接客は特殊な面が多々あります。

お客様と一対一で短くても30分、長くて120分ほどずっと接し続ける仕事です。

その長い時間の中で、お客様に対し気を配るべきポイントが随所あります。

先輩方からその辺を直接口頭などで指導してもらえる機会はありませんでしたが、施術を間近で見ながら勉強させてもらうことができたのは非常に貴重な経験でした。


また、お客様にリピートしてもらう為の話術、テクニックなども同じように先輩方を見ながら勉強できました。

 

この辺は自分が通った整体スクールなどでは学ぶことができなかった点でした。

 

多少きつい経験ではありましたが、それ以上に得るものが多かったように感じています。

 

ここまで書いてきた私の雇われ経験の全ては20歳代後半に経験した出来事です。


私の場合はこの業界に入ったのがたまたまその年代でしたが、これをご覧になっている方の中には40歳代、50歳代などからこの業界でデビューしようという方もいらっしゃると思います。

私も今現在は40歳代です。

もしも自分が今の年齢から療術、リラクゼーション業界での雇われデビューをできるかと問われると正直できるとは断言できません。

ですので、スクール卒業後に即開業したいという方がいたら応援する姿勢でいます。


現に弊校を卒業後、即開業し、仕事にしている卒業生もおります。

 

💡スクール卒業後、即開業デビューの秘訣

私が雇われ修行時代に得たもの、

全てを挙げ出したらキリがありませんが、例えば今回の記事で挙げた2点。

・お客様に対し気を配るべきポイント

・お客様にリピートしてもらう為の話術、テクニック

これらは雇われ先の先輩方から、直接口頭などで指導してもらえたわけではありませんが、施術を間近で見ながら勉強させてもらえました。

それなら、

私がそうやって学んできたことを生徒さんに口頭や板書で伝えたら良いのです。

 

実際に、 弊校の開業サポートコース ではリフレクソロジーのテクニックや解剖学の他に、私が雇われ時代に得た開業に必要な知識もレッスンしています。


時間を費やし、精神を蝕みながらでなければ得られないものだという、一昔前のスパルタ式教育は今の時代もっと柔軟な形に変えて良いと私は考えています。


リフレクソロジーや各種手技療法などで開業したい方、雇われ修行はちょっと…という方、

イマザセラピースクールでお待ちしております。